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2009年3月 2日 (月曜日)

土浦駐屯地 武器学校 その3.
(博物館巡りその7.03)

◆久しぶりに土浦駐屯地 武器学校見学の記事を掲載しようかと幾度か試みましたが、なんだかさっぱり筆と言うかキーボードが進まないのです。

 なので今回は1つの武器に限って掲載してみました。

 なお、以前に掲載しました記事は

  土浦駐屯地 武器学校 その1.(博物館巡りその7.01)

 と

 土浦駐屯地 武器学校 その2.(博物館巡りその7.02)

 です。

 いずれも去る2008年6月29日に土浦駐屯地武器学校を見学した内容を記しております。

 

◆今回は戦前戦中の日本陸軍兵器。

 37mm砲。

 正確には九四式三十七粍砲です。これからは大きなくくりで一気に載せるのではなく、もうピンポイントで簡潔に載せてみようっと。

 興味のある方は「続きを読む」からどうぞです。

 どうぞどうぞ。

 

 

 

◆第二次世界大戦前は37mm砲相当で充分に対戦車能力を持つと各国ともに認識していたようです。

 実際にイギリスでは2ポンド砲(40mm)が、フランスでは47mm砲が、ドイツでは37mmから50mm砲が対戦車戦の軸とされていたと思われます。「電撃戦」の戦術理論を駆使したドイツ軍でも戦車戦においてはIII号戦車の50mm砲が主力とされていたようです。

 

Kicx7340  で、こちらがお題の九四式三十七粍砲。

 グッドデザイン賞を取ってもおかしくなさそうなドイツのラインメタル社製37mm砲とは違い、かなりあっさりした外観ですが機能上は大きな差異はないと思います・・・よ?

 因みに「九四」とは皇紀2594年(西暦1934年・昭和9年)の末尾の94の数字で表したものですが、実際に同砲が制式化されたのは翌々年となります。この「皇紀2594年」は大まかな設計が完了した年のようです。

 外観はかなりコンパクト。砲身自体の重量は75kg程で砲の全備重量も327kgだそうなのでかなり取り回しが良さそうです。

 この砲の特徴は左車輪を開かせて射界を広げることが可能な点だとか。

 知らなかった。

 知ってたらその辺りをもっと念入りに撮ったのですが・・・

 

Kicx7345  だので、唯一撮影した車輪部は右車輪。これは実に勿体ない。

 車輪は90cmで木製の輻(ふく=スポーク)となっています。輞(もう=輪の部分)も木製で鉄板を巻いてあります。この形式以前に鉄製の輻も使用されたそうですが、耐久性に問題があり木製に仕様変更されたとの事です。

 輻は乾燥してかなり劣化していますが、その他はかなり良好に保存されているように見受けられました。

 

Kicx7366  機関部の主に閉鎖機と小架部の写真。

 なんでこんな真上から撮ってしまったのか悔やまれます。もっと低く斜め横辺りから撮ってみたかった。

 鎖栓式の閉鎖機は自動開閉で、当時としては比較的先進の技術ではないでしょうか。展示品は閉鎖させていた事もあって細かく観察できなかったのですが、砲手はこの右側におり、素早い装填ができるよう左開きとなっています。また、中央の小さな槌状の撃鉄軸が判ります。弾は片手で簡単に装填できる重さですから、自動開閉式であることも手伝って装填速度や発射速度も相当なものだと思われます。

 

Kicx7375  これまた、ここだけ見たらどこを撮っているのか皆目判らんですね。

 開いた砲脚の末端である打ち込み式の駐鋤(ちゅうじょ)。ここに鉄板を打ち込み、砲を固定するのです。

 

 本砲はノモンハン事変でも使用され、戦果を発揮したと言われます。装甲の薄いソ連蒙古軍のBA装甲車やBT戦車にT-26といった車輌相手では命中弾が貫通するほどだったとか。初速が700km程度とやや力不足かと思われますが、当時の大陸における前線としては充分な火力であったでしょう。

 

◆実はまだまだ撮った写真がうなるほどあるのですが、これからは不定期にこんな感じでザザッと記事にしておきたいと思っております。

 今回はガリレオ出版刊のGRANDPOWER2009年2月号によるところが大きく、今回は様々な角度から本砲を振り返ることができました。拙Blogにご来訪いただいた皆様もよろしければ是非お買い求めくださいませ。

 

 

 体重【84.30】kg (全然ダメ)
 歩数【9,734】歩 (もう少し・・・)
 

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コメント

キターーーーー!!happy01
やっぱりぽこすけのミリタリーネタは
すんごく「よい」ですscissors
なるほどおおお。この戦車砲の奥深さを
知ることができました。
次のネタ、気長に待ってまーす。

投稿: うめきち | 2009年3月 4日 (水曜日) 07:22

★コメントありがとうございます(゜▽゜*)ニパッ♪


★うめきち様
 またもやキました書きました!

 いやー、今回はグランドパワーを読みながら記事にしたので、ぽこすけ自身もミリタリーの奥深さを垣間見た気がします。

 またいつかゆるゆるUPする予定ですのでどうぞよろしくお願いいたします。


★またのコメント心よりお待ちしておりますm( __ __ )m

投稿: ぽこすけ@お返事 | 2009年3月 6日 (金曜日) 13:53

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